月曜の朝三時、室井茂は自宅の玄関で靴ひもを結び直す。 家の中はまだ眠っていて、廊下の時計の秒針だけがやけに大きい。キッチンの明かりは点けない。点けた瞬間、「戻りたい」が湧くのを知っているからだ。
ドアを閉める音をできるだけ小さくする。 それでも金属のかすかな響きが胸の奥に刺さる。コートのポケットには、折り畳んだ工程表と、メモ帳と、充電器。車のエンジンをかけると暖気の匂いが夜気に混じる。 ――今日も、始まる。
室井はMGH総合病院に勤務し、技士免許を持つ。現場も機器も分かる。導線も、運用も、会計の癖も。 だから今の室井は、杉村院長の片腕として経営提案、企画立案、地域調査――病院の「困った」を数字と段取りに翻訳して救う、コンサルタントのような仕事をしていた。
「室井くん、頼むよ」 杉村院長の言い方はいつも軽い。 困難を困難として語らない。焦りを焦りとして見せない。それが院長の強さであり、室井の胃を固くする原因でもある。
今回の「頼むよ」は、県をまたいだ。 Y県の特殊法人SMS病院。建替えプロジェクト。
病院建設は三年前から始動し、竣工まで残り八か月。建物工事は驚くほど順調で、工程表の線上を滑るように進んでいた。準備室には医事課から出向し、三年張り付いてきた川鍋係長がいる。建設側の打合せ、施工会社との調整、移転スケジュール――そこまでは滞りなく回っている。
問題は、「建物の中身」だった。 医療機器、用度備品、各部署の必要物品の購入計画が、ほぼ手つかず。 建物に集中しすぎたのだ。あと八か月で、あの膨大な物品を揃え、契約し、納期を押さえ、導入し、配置し、運用を作る。普通に考えれば無謀だった。 「やばいんです。まったく、何も…」 学会の休憩時間、SMS病院の院長がそう漏らした相手が杉村院長だった。たまたま同窓。たまたま同じロビー。たまたま心の蓋が緩んだ。
「そんなの、うちの室井に任せればなんとかなるよ」 紙コップのコーヒーを揺らしながら、杉村院長は言ったらしい。 『なんとかなる』。 その四文字を聞いた瞬間、室井の背骨が冷えた。
三日後、室井は「一度様子見」という名目でSMS病院へ向かった。外部から乗り込めば準備室の反感を買う。受け入れられるはずがない。――そう踏んでいたから、気楽に現場確認だけして帰るつもりだった。
ところが会議室に通されて目にしたのは、反感ではなく安堵に近い顔だった。 視線が、救命ボートを見つけた漂流者のそれだった。 「室井さん……お願いがあります」
川鍋係長が咳払いをして言った。声が少しだけ揺れている。
「建物関係は私が見ます。工程は押さえてます。建設は問題ありません。 でも……医療機器、用度備品、院内で購入するものは……正直、間に合いません」
特殊法人の空気は、室井にもすぐ分かった。公務員的な気持ちが強い。決裁の階段が多い。責任の所在が曖昧で、そのぶん誰もが境界を死守する。守るために動かない。動かないから遅れる。遅れるから責任が怖い。――循環が完成している。
院長は、椅子に深く沈みながら言った。 「間に合わなかった責任を取りたくないんです。……正直に言います。 だから、全部お任せします。室井さんに出向してほしい」 『全部』。 それは投げやりにも聞こえる。けれど室井には、別の温度で届いた。 『私たちはここから先に進む力を失った』。それを認めた声だった。
室井は短く息を吸い、腹の奥で決めた。受けるしかない。受けないとこの病院は建物だけが完成し、中身が空のまま開院日を迎える。
「……分かりました。出向します」 準備室の空気が一段軽くなった。 室井はその軽さが怖かった。期待が軽いほど、失敗は重くなる。 そして、室井の生活は固定された。 毎週、月曜日の朝に飛行機でY県へ入り、土曜日の深夜便で戻って自宅へ帰る。 月曜は自宅を朝三時に出発し、車で空港へ。六時のフライトでY県へ。 土曜は夜九時か十時の最終便。空港から車で自宅に着くのは午前一時。 この繰り返しを、八か月間――一週たりとも崩さず続けた。
土曜の帰りの機内は、毎回ほとんど記憶がない。 席に沈み、シートベルトを締め、頭を少しだけ窓側へ預けた瞬間に睡魔が襲う。離陸前のアナウンスが遠くなり、気づくと意識が暗転する。 そして目が覚めるのは、着陸時の「ドン」という音。胴体が滑走路を掴む衝撃が体の芯まで響き、そこで初めて「ああ、戻ってきた」と分かる。
室井はそのたび、数秒だけ呆然と窓の外を見た。眠ったのか落ちたのか分からない時間が、毎週積み重なる。
最初の一週間は、調査の形をした『足場づくり』だった。 室井は準備室の壁一面に、部署の一覧を書いた。内科、消化器内科、循環器内科、外科、整形外科、皮膚・形成外科、泌尿器科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、リハビリテーション科。 そして医事課、看護部、リハビリテーション室、検査室、システム管理室、栄養室、人間ドックを行う健康管理室。
その横に、太い赤字でこう書いた。
「みんな、新病院だから『いい物』を欲しがる」 「でも予算は増えない」
新病院という言葉は魔法だ。 医師も看護師も事務も、「どうせなら」を口にする。どうせなら最新。どうせなら高性能。どうせなら『念のため』もう一台。 室井はその『どうせなら』が予算を溶かす音を、耳の奥で聞いていた。
交渉は、まず部長医師たちから始まった。
内科部長:万能機器の欲望 内科部長は開口一番、こう言った。 「室井さん、内科はね、何でも診る。だから何でも必要だよ」 『何でも』は、だいたい高い。 提示されたリストは、備品というより博物館の展示に近かった。検査機器も処置器具も、用途が広いぶん単価が高い。 室井は笑顔を崩さず、メモ帳に一本線を引いた。 「部長、じゃあ『何でも』を三つに分けましょう。 ①毎日使う、②週に数回使う、③年に数回使う。 ③はレンタルか共同利用でいけます。どうせなら、その分を①の質に回しましょう」
内科部長は一瞬黙り、「共同利用って…」と渋ったが、室井が「医師会連携も含めた動線で、逆に内科の主導権取れます」と言うと、目の色が変わった。 『主導権』。 予算より、主導権は通る。
消化器内科部長:最強の内視鏡センター 消化器内科はもっと露骨だった。 「新病院ですよ? 内視鏡センターは『フルスペック』で。今の流行りはこれです」 机の上に置かれたカタログは、光沢が強くて眩しい。機能が増えるほど、数字が増える。数字が増えるほど、見積が跳ねる。 室井はカタログを閉じ、静かに言った。 「部長、フルスペックの『使う機能』に丸を付けてください。 丸が付かなかった機能は、買わない勇気です」 消化器内科部長は笑った。 「いやいや、念のため必要だよ」 室井も笑って返した。 「念のためは、予算の中では『念のため死』です。 『念のため』を全部買うと、最後は『念のため開院できない』になります」 その言い方が妙にツボに入ったのか、部長は肩を揺らした。 笑いが取れた瞬間、交渉は半分終わる。
循環器内科部長:モニターは愛、台数は正義 循環器内科は、モニターの台数だった。 「心電図モニターは、病棟も外来も検査室も。とにかく余裕が必要」 『余裕』は、台数になる。台数は、保守になる。保守は、毎年の固定費になる。 室井は「余裕」を具体化した。 「部長、患者数のピーク時、同時装着の最大を過去データで出せます。 それに『故障分』を加えましょう。 『余裕』は、感覚じゃなく算数で作ります」 循環器内科部長は「算数か…」と唸り、結局、過去データを出すことに同意した。 室井はその帰り道、ひとりで小さくガッツポーズをした。 算数は、感情を傷つけずに削れる。
外科部長:手術室はロマンと現実の格闘技 外科部長は、設備を「夢」として語った。 「新しい手術室は『未来』であってほしいんだ。映像、照明、器械台、全部一流で」 未来は高い。 室井は手術室の『未来』を、手術件数と稼働率に変換した。 「未来は賛成です。 ただ、未来にするなら『稼働』も未来にしましょう。 稼働率が上がる仕様に絞れば、投資対効果が出ます。 映像は必要。でも最高画質の『全室』より、教育・カンファ用の『重点室』を作りませんか」 外科部長は一瞬ムッとしたが、室井が「重点室を外科主導で作れば、若手教育も病院の売りになります」と言うと、また目の色が変わった。 外科は、教育と名が付けば強い。
整形外科部長:器械とインプラントの沼 整形外科は『道具』の沼だった。 「この器械がないと困る。あれも必要。いや、これも」 室井は正面から言った。 「部長、器械は『なくて困る』と『あったら便利』が混ざります。 『なくて困る』だけ先に決めましょう。便利は後で、増収とセットにします」 整形外科部長は「増収?」と食いついた。 室井は「手術枠が増える仕様、回転率が上がるセット、在庫圧縮の仕組み」を話した。 『便利』を『売上』に繋げる話をすると、現場は意外と合理的になる。
皮膚・形成外科部長:見た目の品質は妥協しない 皮膚・形成外科は、照明と器具の『質』に厳しかった。 「安い照明だと色が違う。皮膚は色で診るんです」 室井はそこは譲らなかった。むしろ味方をした。 「そこは必要です。色再現は診療品質です。 ただし『全室』じゃなく、診察室のうち皮膚・形成の専用室に集中投資しましょう」 部長は頷いた。 譲るべきところで譲ると、その後の削減が通る。
泌尿器科部長:導線の一言が鋭い 泌尿器科は機器より導線だった。 「トイレまでの距離、患者動線、検査室とのつながり。 『物を買う』より『動かし方』が重要です」 室井は内心で拍手した。 買い物に走らない部長医師は貴重だ。 「部長、その視点があると、他科の『どうせなら』も削れます。 導線改善で『必要台数』が減る可能性もあります」 泌尿器科部長は淡々と頷いた。 この科は、静かに強い。
婦人科部長:安心とプライバシーの設備 婦人科は「安心」の設備を求めた。 「待合の区切り、診察室の遮音、動線の分離。 機器も大事ですが、患者さんの心理の負担を減らしたい」 室井は、ここも強く同意した。 「それは投資価値が高いです。評判に直結します。 機器は必要最小限で、環境整備にお金を回しましょう」 婦人科部長は珍しく笑った。 「分かってますね、室井さん」 室井は心の中で「分かってるというより、予算がないんです」と呟いたが、口には出さなかった。
眼科部長:機器の数が、なぜか増える 眼科は、機器が『微増』していく不思議な科だった。 「視力検査はこれ。眼底はこれ。OCTも。 あと、予備にもう一台…いや、二台あってもいいか」 室井は笑顔のまま、ペンで「予備」の文字を丸で囲んだ。 「部長、予備は『故障率×修理日数』で決めましょう。 予備を買うより、保守契約の対応速度を上げたほうが安い場合があります」 眼科部長は「なるほど…」と唸り、「じゃあ保守で勝負する」と言った。 『買わない代わりにサービスで担保する』は、予算の味方だ。
耳鼻咽喉科部長:小物が山になる 耳鼻咽喉科は、小物の山だった。 「これも必要、これも、これも…単価は安いですよ?」 単価は安い。でも数が多い。 室井は『山』を見た。 「部長、単価が安い物ほど、まとめると爆弾になります。 『全体でいくら』かを見ながら決めましょう」 その場でざっと計算すると、部長は目を丸くした。 『安い』の罠は、合計額で解除できる。
放射線科部長:最新機器は『夢』じゃなく『戦略』に 放射線科は、最新の装置が欲しい。だが彼らは正直だった。 「新病院の目玉にするなら、ここで差がつく。 ただ、運用が回らないなら意味がない」 室井はうなずいた。 「だから、装置だけじゃなく、人と予約枠と検査導線までセットで作りましょう。 目玉は『装置の名前』じゃなく『回転率と待ち日数』です」 放射線科部長は、笑って言った。 「あなた、営業より怖いね」 室井は「怖くしないと予算が死にます」と返し、二人で笑った。
麻酔科部長:見えないところが勝負 麻酔科は、設備より安全だった。 「麻酔器はもちろんだが、ガス、配管、バックアップ、モニタリング、教育。 『見えないところ』が事故を防ぐ」 室井は姿勢を正した。 ここは面白おかしくやる場面ではない。 「そこは最優先にします。 ただし、過剰にならないよう『標準』を決めて全室統一します。 統一すれば教育コストも下がります」 麻酔科部長は頷いた。 安全の話は、誠実に通す。
リハビリテーション科部長:設備は『広さ』と『回転』の話 リハビリテーション科は、機器より空間だった。 「器械も欲しい。でも一番はスペースと導線です。 患者が安全に動ける、スタッフが回せる、そこが命」 室井は、ここで『買い物』を止めた。 「機器を増やすより、動線が詰まると回転が落ちます。 『買う』より『置かない』で稼働を上げましょう」 部長は笑って「置かないリハか」と言った。 置かない、という言葉が新鮮だったのだろう。 医師だけで終わらない。 病院は医師の希望だけで回らない。むしろ、回すのは『現場の部門』だ。
医事課:請求と制度は、機器の影にいる 医事課は「算数の親玉」だった。 「その機器、算定できるの? その運用、記録は? 人間ドックのメニューに入れるなら、料金設定は?」 室井は医事課に頭が上がらなかった。 現場の夢を現実に引き戻す係。予算を守る最後の砦でもある。 「医事の目線で、『収益化できる導入』にします。 機器導入は『買って終わり』じゃなく『請求できて回せて初めて』です」 医事課の主任が、初めてニヤリとした。 「あなた、分かってるね」 その一言で、室井は少しだけ救われた。
看護部:必要なのは『高い物』より『楽になる物』 看護部は、豪華な機器より実務だった。 「新しくなるなら、ナースステーションの配置。 物品庫の位置。 転倒が減る手すり。 運搬のカート。 腰が壊れない備品。――そっちが大事です」 室井は全力でうなずいた。 看護部の『本当に必要』は、病院を支える。 「看護部の要望は、最優先で『事故と離職』を減らす方向で組みます。 ただし、カートは『高級車』じゃなく『台数と耐久』で勝負しましょう」 看護部長が笑った。 「カートに高級車、いらないわね」 その笑いで、現場の空気が柔らかくなった。
リハビリテーション室:器具より『管理』が地獄 リハビリテーション室のスタッフは、器具を欲しがるというより『管理の恐怖』を語った。 「器具が増えると、管理が増える。 点検、消耗品、洗浄、保管。 増やすなら、それを回す仕組みが必要」 室井はホワイトボードに大きく書いた。 「買う=管理が増える」 「買う前に『管理できるか』を確認しましょう。 管理できない物は、どんなに良い物でも病院にとって悪い物です」 現場は深く頷いた。 この頷きが、後の削減の盾になる。
検査室:機器の『入れ替え』は儀式 検査室は、更新時期と精度と保守が絡む。 「今の機器はまだ使える。 でも新病院で更新すべきものもある。 精度保証、校正、外部精度管理…」 室井は、ここで『更新の理屈』を一本化した。 「更新は『使えるか』じゃなく『止まったときの損失』で判断しましょう。 止まると病院が止まる機器は更新。 止まっても代替があるものは延命。 ルールを作れば、揉めません」 検査室長は「ルールがあると助かる」と言った。 ルールは、感情を傷つけずに削れる。
システム管理室:全部つなぐと、全部落ちる システム管理室は、医師の夢を一瞬で冷やした。 「その機器、ネットワークにつなぎます? 電子カルテと連携? 画像も? じゃあセキュリティと回線とサーバーと保守が増えます。 『全部つなぐ』は、『全部落ちる』の始まりです」 室井は思わず笑ってしまった。 「その言い方、強すぎます」 「強く言わないと、みんな『どうせなら連携』って言うんです」 室井はうなずいた。 『どうせなら』は病院全体に蔓延する。 そこで室井は「連携は段階導入」「必須連携と任意連携を分ける」「初年度は運用安定を優先」という方針を作り、医師たちに説明して回った。 説明すると、だいたいこう返ってくる。 「室井さん、夢がないね」 室井は笑って返す。 「夢は開院してから見ましょう。まず現実を動かします」
栄養室:厨房は『機械』より『流れ』 栄養室は、設備の話が『料理』の話になっていく。 「蒸気の動線、洗浄の流れ、冷蔵の配置。 新しくなるなら、作業が早くて事故が少ない厨房にしたい」 室井は、栄養室が『高級機器』より『作業改善』を求めていることに安心した。 「高い機械を一台買うより、流れが整っているほうが勝ちです。 厨房は『機械の値段』じゃなく『毎日削れる時間』で決めましょう」 栄養室長は嬉しそうに頷いた。 厨房が回れば、病院が回る。地味だが決定的だ。
健康管理室(人間ドック):豪華メニューの誘惑 最後が、健康管理室だった。人間ドックを行う部門は、夢が大きい。 「新病院の目玉に、ドックを強化したい。 最新機器を入れて、メニューを増やして、単価を上げて…」 室井は、ここで『楽しい地獄』を見た。 健康管理室の提案は魅力的で、聞いているとつい財布が緩む。だが予算は緩まない。 「メニューを増やすのは賛成です。 でも『増やし方』が大事です。 高い機器を買って単価を上げるのではなく、回転率と予約導線で稼ぐ。 それで利益が出たら、その利益で次の投資をしましょう」 健康管理室の担当者が言った。 「室井さん、それだと、今は買えないってことですか?」 室井は即答した。 「はい。今は買えません。 でも、今買って赤字になるより、開院後に黒字で買ったほうが楽しいです」 担当者は一瞬むっとしたが、室井が「開院後に『投資枠』を作る計画まで一緒に作ります」と言うと、表情が和らいだ。
室井は内心で思った。 ――買わせたい人ほど、未来の約束に弱い。 未来を『計画書』にすると、今の出費は抑えられる。
交渉は、面白おかしくも、胃が痛かった。
部長医師たちは言う。 「新病院なんだから」 「せっかくだから」 「どうせなら」 その三つが揃うと、見積書が一気に重くなる。 室井は、毎回その魔法を解くために、同じ技を使った。 1. 使用頻度で分ける(毎日/週数回/年数回) 2. 止まったときの損失で決める(止まると病院が止まるか) 3. 全室か重点かを分ける(『全部』を『ここだけ』にする) 4. 買う代わりにサービスで担保する(保守速度、レンタル、共同利用) 5. 『買う=管理が増える』を可視化する(管理できない物は買わない) それでも最後は、人間の感情が残る。 「室井さん、そんなに削って、うちの科が弱くなったらどうするんです」 「弱くなりません。むしろ運用が回って強くなります」 「でも、新病院なのに、夢が…」 「夢は開院してから叶えましょう。まず、開院しないと夢は一つも叶いません」 そのやり取りを何十回繰り返したか分からない。 Copyright©2026KujoLeon.Allrightsreserved.
